四間飛車(対四間飛車)

対抗形

四間飛車について解説します。

四間飛車は以下の通り、飛車を左から4番目に振って戦う戦法です。振り飛車の最も基礎的で主流の戦法です。


この盤面では後手番で表示しています。

この戦法は飛車を交換することを目標にしてカウンターを狙う戦法ですので、美濃囲い(飛車交換に強い囲い)にして相手の動きに合わせて対応しましょう。

相手(居飛車)の戦法は急戦、持久戦に分類され、さらに細かく分かれます。詳しく見ていきましょう。

対振り急戦

さて、ここからは急戦の種類について説明します。たくさんの種類がありますが、代表的なものは2種類あります。

・棒銀

棒銀は右または左の銀を前進させて飛車先を突破することが狙いです。目標が分かりやすく、最も基本的な戦法ながら強力な戦法です。

斜め棒銀について詳しくはこちら

・4五歩早仕掛け

4五歩から仕掛けて角交換を狙い、飛車先を突破したり、角を成ったりすることが狙いです。銀ではなく桂馬を活用するので守りが固い反面、攻撃力も棒銀に比べてやや下がっているので腕前が必要です。

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対振り持久戦

続いて持久戦の説明です。持久戦には代表的なものは3つあります。

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・穴熊

最も固く、王手かからないため、その分攻撃の反動を気にせず戦うことができる戦法です。プロではこの戦法を対策することが主題となっています。

・銀冠

柔軟性に優れた戦法で、そのまま戦うことも穴熊にすることもでき、パターンが多い戦法です。

・天守閣美濃(左美濃)

王将を三段目に囲い、それ以外の囲いより一マス分遠いため、飛車の交換に強い形で戦うことができる戦法です。

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その他の戦法

急戦、持久戦とは少し違う昔の主流戦法です。

・玉頭位取り

玉の頭に歩を伸ばし、維持することで、いつでも仕掛けられるというプレッシャーを与える戦法です。

・五筋位取り

将棋盤の中央を制圧して、角交換をさせないことで自分のペースで戦う戦法です。

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