玉頭位取りは五筋位取りと並び、昭和の主流戦法の一つです。玉頭歩を伸ばして位を維持することで、いつでも仕掛けられるプレッシャーをかけていくという戦法です。
では、実際に見ていきましょう。
相手の玉頭にプレッシャーをかけていることがわかると思います。上図のように囲ってしまえば、後々にいつでも歩を突きだして攻められるため、振り飛車は戦いづらくなってしまします。
そこで、振り飛車は囲われる前に攻めてしまうのが常套手段となります。
すぐに居飛車の先手陣が崩壊してしまいましたね。これは一例になりますが、このように囲う前に攻められてしまうと振り飛車が玉の堅さを生かして有利となります。そのため、居飛車は専守防衛のような形で守りに気を使って駒組みを進めていく必要があります。


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